切断砥石の選び方
切断作業や研削作業を効率的かつ経済的に行うためには、その作業条件に最も適した砥石を選ぶ必要があります。
以下は切断作業の場合です。
条 件 | 硬めの砥石 | 軟らかめの砥石 |
---|---|---|
切断材料の材質(例) | 軟らかい材質 一般鋼材(パイプ・アングル・チャンネル) |
硬い材質 重量鋼材・特殊鋼材 |
切断材料の太さ(例) | 細い材料 丸棒換算直径 30mm 程度まで |
太い材料 丸棒換算直径 50mm 程度まで |
モータ馬力(例) | 馬力が強い 3.7KW 程度以上 |
馬力が弱い 2.2KW 程度まで |
砥石回転速度(例) | 回転速度遅い 2,000min-1 程度以下 |
回転速度速い 2,300min-1 程度以上 |
実際の作業では、上記の条件が重なり複雑な場合が生じます。
長年の経験と豊富な知識を持つ弊社にお気軽にご相談ください。
表示明細
砥石の特徴
(1) と粒/加工物( 工作物) を削る刃物に相当するもの
(2) 結合材/と粒を保持する接着剤に相当するもの
(3) 気孔/切屑を取り除くための隙間に相当するもの
(2) 結合材/と粒を保持する接着剤に相当するもの
(3) 気孔/切屑を取り除くための隙間に相当するもの
砥石は主にと粒、結合材、気孔の3要素の構造で成り立っています。使用中に刃先の減ったと粒は、絶えず新しい刃を出していきます。 それがだめになると脱落し、次の新しいと粒が出ます(「自生作用」という)。
加工物と砥石がマッチしないなど条件が悪いとこんなことが起こります。
■目つぶれ:磨耗したと粒が、砥石表面に並び、加工物が削れなくなる状態。
■目詰まり:切屑が気孔中に詰まって、加工物が削れなくなる状態。
■目こぼれ:と粒(原粒のまま)の脱落が早すぎて、加工物が削れなくなる状態。
砥石の選定をし直したり、ドレッシングしたりすると改善することがあります。
砥石の砥石表示とその内容
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日本の労働現場において、労働安全衛生法に基づき、危険または有害な業務に労働者をつかせる場合に事業者が教育を行い、作業あるいは運転させることが必要です。研削といしの取替えまたは取替え時の試運転の業務においては同様に義務付けられており法令で定められています。
( 労働安全衛生法第59 条第3 項、労働安全衛生規則第36 条第1 号)
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